えびはらよしえさんとの出会いは、20年ほど前で、よしえちゃんが、37歳、私が40歳のころだった。
よしえちゃんは、田舎で子育てがしたくて、こちらに来たばかり。私は、静岡での子育てを終えて、こちらに来たばかり。
よしえちゃんは、
「私、歌を作って、歌っているの。」と言って、「20曲できたらコンサートやるからね」と、笑顔で語っていた。
ほどなくして、喫茶店や小さなサロンで、コンサートをするようになった。
私のサロンでも、三回ほど、コンサートを開催。
いつも、暖かいコンサートで、涙する人も多かった。
その後、口コミで、人気が広がり、機材を自家用車に積んで、全国を回るようになった。
一年前に電話したときも、岡山にいるの。って言っていた。
どんなときも、変わらない人で、飾らず自然体で、ありのままに生きるとは、この人のことだ!と言っても過言ではなかった。
そんな、よしえちゃんが亡くなったことの連絡が、今朝入った。57歳だった。
よしえちゃんの歌詞に
「じゃあね。も言わないで、最後はさりげなく、その時でありたいから。」
そのものだった。
自然体で生きて、大好きな歌を多くの人に届けて、さりげなく旅立つ。
そんな人生を、生き抜いた、よしえちゃんらしい旅立ちだった。
今日は、よしえちゃんのCDを聞きながら、ゆっくりと過ごそうと思う。